1月
毎年元旦零時より新年のご祈祷法要をお勤めしております。
檀信徒並びに来山者各家の家内安全、身体健康、諸願成就を祈念する新年最初の法要です。
当山では太平洋戦争の際に大梵鐘を供出したため現在も大梵鐘はありませんが、小鐘を鳴らしております。鳴鐘を通して一年を省み、共に新しい一年の平安を祈りましょう。
12月31日 午後11時50分頃 小鐘108声(どなたでも鐘を鳴らすことができます。)
1月 1日 午前0時頃 祈祷法要(法要時間20分程度)
毎年新年第一または第二日曜日に地域の恒例行事「だるま市」を開催しております。 会場である感応堂に安置されている毘沙門天は平安時代に制作された希少な古仏です。また、「だるま」の元である禅宗初祖・達磨大師は曹洞宗では大事なお祖師さまとして本堂に祀られています。光明寺では皆さまの願いごとが成就されるように、その財運福徳のご利益がある毘沙門天と縁起物である「だるま」にあやかって、二重のご功徳を込めて祈願しております。
地域の皆さまが準備した焼きそば・焼き鳥などの屋台も出店しており、大変賑やかなお祭りとして古くから「だるま市」が開かれておりますが、光明寺の「だるま市」大きな特徴は、皆さまの願いごととお名前をダルマに裏書きしてご祈祷していることです。 普通の赤いダルマはもちろん、白いダルマ(合格祈願)、黄色いダルマ(金運増大)、ピンクのダルマ(恋愛成就)とたくさんのダルマをご用意して皆さまのご来山をお待ちしております。
2月
2月15日はお釈迦さまのご命日です。光明寺では、そのご遺徳をしのび涅槃会という法要を毎年営んでおります。
2月に入りましたらお釈迦さまの最期の様子を描いた「涅槃図」をお掛けしておりますが、光明寺の涅槃図は江戸時代文化3年(1806年)に制作された由緒あるものです。
平成30年(2018年)に大修復をしたばかりですので、ぜひ一度ご覧ください。
3月
春のお彼岸は春分の日を中日とする前後3日を含めた一週間です。
彼岸中には多くの方がお墓参りをされますが、彼岸中に毎年檀信徒各家の先祖供養法要をお勤めしておりますので、法要に合わせてご来山ご焼香ください。
4月
4月8日はお釈迦さまのお誕生日です。降誕会や花まつりとお呼びし、お祝いの法要をお勤めしております。
お釈迦さまはお生まれになられてすぐに「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)と宣言されたと言われておりますが、人は誰でもかけがえのない命を生きております。お釈迦さまの生涯を通してその御教えと命の尊さを共に学びましょう。
毎年ご近所の皆さまが色とりどりのお花で花御堂を飾ってくださり、法要後に一緒に甘茶をお飲みしておりますので、お気軽にご参加ください。
7月
静岡県東部地域はは地域によりお盆の期間が4回もある全国でも珍しい地域です。
7月13日〜7月16日(新盆しんぼん)
・・・近隣では三島市や沼津市の一部。全国の都市部に多い。
7月23日〜7月26日(地蔵盆じぞうぼん)
・・・裾野市須山地区、御殿場市、小山町など。
7月31日〜8月3日(晦日盆みそかぼん)
・・・裾野市東部、長泉町の一部など。
8月13日〜8月16日(旧盆きゅうぼん)
・・・裾野市西部など。全国的にもこの期間のお盆が多い。
光明寺周辺は晦日盆の地域ですが、檀信徒の皆さまは各地域におられますので、4回のお盆すべてに対応してお盆の行事をお勤めしております。
初盆(にいぼん)
最初のお盆をお迎えになる仏さまがおられるお宅には、個別にお伺いして法要をお勤めしております。
棚経(たなぎょう)
檀信徒の希望者にはご自宅でお盆の法要をお勤めしております。
合同迎え盆法要(ごうどうむかえぼんほうよう)
光明寺本堂にて檀信徒合同の「迎え盆法要」をお勤めしております。ご家族皆さまで法要に参列し、お焼香された後でお墓参りしてください。毎年各お盆に合わせて数回お勤めしておりますので、ご都合と各家のお盆の日程に合わせてご参加ください。
8月
施食会(せじきえ)とは、餓鬼道で苦しんでいる者たちに飲食を施し供養するという大変慈悲深い法要です。
光明寺では毎年8月3日、地域のお盆明けのこの日に施食会法要を修行しております。近隣の御寺院から20名以上の僧侶が集まる一番大きな法要であるため「盂蘭盆大施食会」として営んでおります。
餓鬼世界だけでなく、有縁無縁のすべての生きとし生けるものに対してご供養する功徳をご先祖さまにお送りする法要ですので、ご家族皆さまでご出席いただき利他の行いを実践いたしましょう。
9月
秋のお彼岸は秋分の日を中日とする前後3日を含めた一週間です。
彼岸中には多くの方がお墓参りをされますが、彼岸中に毎年檀信徒各家の先祖供養法要をお勤めしておりますので、法要に合わせてご来山ご焼香ください。
12月
12月8日はお釈迦さまがお悟りになられた日です。
お悟りを開くことを成道と言いますが、お釈迦さまが成道されたからこそ私たちにその御教えが伝わっております。
お釈迦さまは菩提樹の下で7日間坐禅をしたのち8日目に成道されたことから、光明寺では成道をお祝いする法要を営み、併せて坐禅会を開催しております。