光明寺を知る

光明寺の仏像

大日如来坐像(だいにちにょらいざぞう)

【法量】像高54.1cm
【概要】木造(寄木造)、玉眼、肉身部漆箔、着衣部漆塗
【制作年代】室町時代

当寺感応堂に本尊格として壇上に安置される。
大日如来像は、智拳印を結ぶ金剛界大日如来で、垂髻を結い、条帛、裙を着け、右足を上に結跏趺坐する。
寄木造で、玉眼を嵌入し、肉身部を漆箔、着衣部を褐色漆塗りとする。構造は、頭部は耳後ろを通る線で前後二材矧ぎとし、体幹部に挿し込む。
体幹部は前後二材矧ぎを基本とし、前材と後材の間には、肩部及び地付きの上下二箇所で奥行きを稼ぐ材を挟む。
脚部材、裙先材を矧ぎ寄せ、両腰脇には前後二材を寄せる。
頭、体部には内刳りを施す。
左手は肩、肘、手首で、右手は上膊半ばと手首で矧ぐ。
髻は三材、天冠台部は五材よりなる。
像表面を後補とするか、左耳朶、頭髪部正面右側、白毫を亡失する。

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