韓国・坡州で第4回 Asian Buddhism Heritage Forumを開催しました
2026年8月25日から28日まで、韓国・京畿道の坡州(Paju)を中心に、「2026 Asian Buddhism Heritage Forum in Paju, Republic of Korea」を開催しました。
Asian Buddhism Heritage Forumは、マレーシアのBro. Loka、韓国のBro. Jeon Joon-ho、そして私の3人で始めた国際仏教交流の取り組みです。国や宗派の違いを越えて、互いの仏教文化や活動を学び、それぞれの開催地の人々に伝えていくことを目的に続けてきました。
2023年に韓国、2024年にマレーシア、2025年には日本・裾野光明寺で開催し、今回の韓国・坡州で4回目の開催となりました。
「感謝と報恩」をテーマに開催
今回は韓国のBro. Yongminを中心に準備を進めていただき、日本、韓国、マレーシア、ネパールの仲間がそれぞれの形で参加しました。ネパールの皆さんは現地での参加がかなわず、急遽、Bro. Sanamには録画による発表と電話を通して参加していただきました。
今回のフォーラムのテーマは「Appreciation & Gratitude(感謝と報恩)」でした。
峨山韶碩禅師と「感謝と報恩」
私は、「Appreciation & Gratitude ― The Legacy of Zen Master Gasan Jōseki(感謝と報恩 ― 峨山韶碩禅師の遺産)」と題して発表しました。
峨山韶碩禅師は、瑩山紹瑾禅師の法を継ぎ、多くの優れた弟子を育て、制度と寺院のネットワークを築くことによって、曹洞宗が日本各地へ広がる大きな基盤をつくられた禅僧です。
私自身も峨山禅師の法系に連なる僧侶として、今回のテーマである「感謝と報恩」を、単に先人を偲ぶことではなく、先人から受け継いだものを次の世代へつないでいくこととして捉え、峨山禅師の生涯とその法脈、そして曹洞宗の発展についてお話ししました。
Bro. Jeon Joon-ho 一周忌追悼法要
また今回は、坡州市の普光寺にてBro. Jeon Joon-hoの一周忌追悼法要も営まれました。
Bro. Jeonは、このフォーラムをBro. Loka、そして私とともに始めた大切な仲間の一人です。国を越えて人と人をつなぎ、この交流の土台を築いてくれました。
今回、彼の一周忌の時期に韓国でフォーラムを開催し、仲間たちとともに追悼の時間を持つことができたことには、大きな意味があったと感じています。彼が残してくれた友情や人と人とのつながり、そして国境を越えた交流への想いをこれからも受け継いでいくことこそ、私たちにできる「報恩」の一つなのだと改めて感じました。
日本からの参加と文化交流
日本からは、普向寺住職 林純一師、書道家の赤澤佳心先生にもご参加いただきました。
佳心先生には今回の交流のために書を揮毫していただき、韓国やマレーシアの参加者にも大変喜んでいただきました。仏教だけでなく、日本の書文化を伝える機会にもなりました。
フォーラム以外にも、韓国の仏教文化や歴史、そして朝鮮半島の現在について学び、考える貴重な時間となりました。異なる国の参加者が同じ場所を訪れ、同じ体験を共有することも、このフォーラムにおける大切な交流の一つだと感じています。
次回はネパールで開催予定
次回のAsian Buddhism Heritage Forumは、来年ネパールでの開催が予定されています。
今回、韓国で直接会うことのできなかったネパールの仲間たちとも再会し、さらに交流を深めていけることを楽しみにしています。
今回の開催にあたり、準備から現地での滞在まで細やかに支えてくださったBro. Yongminをはじめ、韓国、マレーシア、ネパールの関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
今後も光明寺を拠点に、仏教を通じた国際交流を大切にしながら、日本の仏教文化や地域文化を海外の方々へ伝える活動を続けていきたいと考えています。



